石油供給構造高度化事業費補助金(次世代燃料安定供給のためのトランジション促進事業)

 カーボンニュートラルの実現に向けて、エネルギー源を化石燃料(石油)から非化石の次世代燃料(合成燃料等)にシフトさせていく必要があります。
本事業では、次世代燃料の安定供給体制の構築を目指すとともに、石油精製事業者の事業転換(非燃料製造事業への転換による化石燃料供給の縮小と
次世代燃料供給のための設備投資等)を推進し、また、エネルギーセキュリティの観点から引き続き必要とされる化石燃料の安定供給体制を確保することを目的として、
下記の3事業を実施します。


次世代燃料の安定供給促進事業

次世代燃料の製造を行うための設備導入、既存設備の改造又は移設に要する費用の一部及び次世代燃料の安定供給に向けた技術実証に要する経費の一部を補助する事業に要する経費を補助することにより、合成燃料等の次世代燃料(非化石燃料)の製造手法の確立や安定供給を確保していくための環境整備等を支援することを目的とします。

化石燃料供給事業再構築支援事業

石油精製業者等が、カーボンニュートラル社会に対応するため、化石燃料等の製造から石油化学製品等の非燃料等製造への転換及び化石燃料等製造の高度化に資する既存設備の転用等を図るために必要な設備導入、既存設備の改造又は移設並び廃棄に要する経費に対して、当該経費の一部及びその事業全体の業務管理に要する経費を補助することにより、化石燃料等製造から非燃料等製造への転換及び化石燃料等製造プロセスの脱炭素化等への転換を支援することを目的とします。

化石燃料等供給体制の強靭化支援事業

石油精製業者等が大雨・高潮等に備えた油槽所等のレジリエンス強化を実施するため、油槽所等における強靱性評価、入出荷関係設備の大雨・高潮等対策等に要する経費の一部を補助する事業に要する経費を補助することにより、地域への化石燃料安定供給上重要な油槽所等における大雨・高潮対策の支援をすることを目的とします。